楽しみにしてた優待が届きました!
auでお馴染みのKDDIですが、柱のパーソナル事業(個人受け通信サービスなど)が非常に好調なため、株主還元にも積極的です。
現在の優待はカタログギフトで、物販サービスの「au WALLET Market」で購入可能な商品から好きなものを選べます。
うちは私と妻で100株ずつ購入しているので、以下の2つをチョイスすることにしました。
【富山県】立山名水豚 味噌漬け
【熊本県】あか牛ハンバーグ
こういうのはつい肉系を頼んでしまいますよね…笑
いずれも冷凍で5食分頂けるそうなので、我が家では3~4回分のおかずになりそうです。ありがたや。
また数ヶ月先かな~と思っていたら、希望を伝えてから10日後~から届けられるそうです。案外早いですね。
ここで終わってしまうとただの日記になってしまうので、せっかくなのでKDDI株をこのまま持っていてもよいかどうか考えてみました。
指標的な分析は詳しい方がいっぱいいますので、ここではあまり触れ(られ)ません。
ただの庶民の感想程度に思って下さい。
ということで、まずは、KDDIの株主還元がどの程度なのかを把握するために、国内3大キャリアで、配当・優待の点で比較してみました。
◇国内3大キャリアの配当・優待状況一覧
会社名 | KDDI | NTTドコモ | ソフトバンクグループ |
株主優待 | カタログギフト | なし | 自社サービス割引 |
株価 | 3,007円 | 2,837円 | 8,011円 |
配当利回り | 3.33% | 3.88% | 0.55% |
優待利回り | 1.00%~1.66% | ₋ | 0.28%~1.87% |
合計利回り | 4.33%~4.99% | 3.88% | 0.83%~2.32% |
(6/8 15:00時点のYahoo!ファイナスデータより筆者作成)
配当利回りこそドコモに劣りますが、優待の有無で合計利回りはトップになっています。
ソフトバンクは優待を利用できる条件が限られているため、必ずしもこの利回りを享受できる訳ではありません。
配当・優待という点でみると、KDDIはかなり頑張っていると思います。
また、KDDIは個人投資家の長期保有を推奨しています。
株主優待のカタログギフトも、100株で5年未満は3000円相当ですが、継続保有が5年を超えると5,000円のものにランクアップします。
配当金についても、先日の決算で増配を公表して17期連続配当予定となるほか、自社株買い&償却を発表するなど、積極的な株主への還元姿勢は好感が持てます。
(KDDI公式HPより)
このように事業も絶好調で大企業、株主還元にも積極的…と個人投資家が長期投資する上で魅力的なKDDI株ですが、手放しに長期保有できるかどうかはよく考える必要があると思っています。
例えば、同じ通信セクターの株を買うのであれば、これからも人口増加が見込まれるアメリカのベライゾン・コミュニケーションズ(配当利回り4.82%)やAT&T(配当利回り5.92%)の方が伸びしろがあるかもしれません。
指標面で見ても、こちらの方が割安ですしね。
国内の3大キャリアは、既に携帯・スマートフォンがほとんどの人に浸透して新たな需要発掘が見込みにくいこと、MVNO(格安携帯)の猛攻に晒されておりシェア低下が危ぶまれること、次世移動通信システム「5G」への莫大な設備投資が懸念されていること、など将来に向けて不安な要素はいくつもあります。
個人的に最大の懸念点は、ソフトバンクグループのスプリント事業の手放しと、ソフトバンクの上場です。
私は孫氏をかなり尊敬しているので、ドル箱である(スプリントはずいぶんてこずったようですが…)これら通信事業を切り離すのは、これらが今後旨みを失うためではないか、という不安があります。
他にも、イーロン・マスクの壮大な構想で、数千の衛星を飛ばして誰でもどこからでもアクセス可能な宇宙インターネット網「スターリンク」なんかが実現した日には、単なるゲートに過ぎない通信会社は全滅するんではないかという危惧もあります。
このように数々の懸念点はあるものの、KDDIは単なる通信事業から“ライフデザイン事業”へと進化し、囲い込んだ顧客に生活のあらゆる分野でサービスを提供する「au経済圏」を確立することで、さらなる成長を遂げようとしています。
こうしたビジョンを見通せるかそうではないか、しっかりと見定めたうえで長期投資するか決める必要がありそうです。
個人的には、とりあえずまだ静観でよさそうかな、という感じです。
コメントを残す