熱海に旅行へ行ってきました

少し早いですが、お盆休みということで旅行へいってきました。人生初の熱海です。
子どもたちも幼稚園や学校がなく、水泳教室も炎天下による中止の毎日でしたので、ずっと家にいてうずうずしていたようです。まぁ親が一番ストレスだったかもしれませんが…笑

そんな2泊3日の熱海旅行で感じたことを簡単に書いてみたいと思います。

 

 

小さな子どもが多い時は滞在型施設が最高だけれど…

今回宿泊したのは星野リゾートのリゾナーレ熱海というところです。
星野リゾートは子どもが宿泊できないところが結構多いのですが、この熱海は別で、子どもが楽しめる施設やアクティビティがたくさんあり、ファミリー層が非常に多かったです。

うちの子どもが特に楽しんでいたのは、フロント入ってすぐ見える「親子の北壁」という名前のクライミングスペースです。

<出典:公式HPより>

宿泊者なら料金なしで遊べる割に高さは6.5mもあり、本格的なクライミングが楽しめます。
私も初めてでしたが、登るのはそんなに難しくないものの、高くなってくると下を見て恐怖心が少々沸いてきました。ロープで固定されているので大丈夫なんですが、慣れるまではそこそこ怖いですね。

その点、子ども達はあまり気にせず?するすると登っていました。1回15分で、練習含めて大体5回くらい登れるので、そこそこ体力も使いますし、満足感もあるのでお勧めでした。

他にも、竹水鉄砲や小物といったものづくり、子ども縁日や、少し年齢が高くなって来たら空中散歩(森の木の上に設置されたアトラクションコースを命綱をつけて渡るアクティビディです。かなり怖そうでした笑)など、施設内で楽しめる要素がたくさんあり、2泊程度だったら他のところにいかなくても十分楽しめます。

 

以前石垣島に行った時も、ホテルはこうした滞在型施設を利用したのですが、小さな子連れには本当にありがたいです。
子どもが多いと移動がいちいち大変でそれだけで疲れてしまうので、遠出の時は必要なものがコンパクトに納まっているこうした滞在型リゾートにしようと決めています。

でも、ふと、こうして作られた綺麗な空間にだけ閉じこもっているのは、果たして旅行と言えるのだろうかとも思ってしまいます。
ぶっちゃけ、この施設が家の近くにあれば体験できることは一緒なわけで、場所はどこでも関係ないという話です。
妻が旅行に行こうというときに、よく冗談で「Google Earthなら快適な室内でタダで世界旅行できるよ。今ならVRもあるし。地元の食事もネットで注文すればいいし」などと言って怒られるのですが、こうしたコスパの良い擬似体験に比べて、わざわざ高い旅費と長い移動時間をかけて、どこにでもありそうな小奇麗な施設で遊んで、割高なホテルや食事を利用するのは極めて非合理的だと思います。

だったら民泊を利用するとか、地のお店を散策するとか、地元の空気感を感じるような遊び方をすればいいのでしょうが、やはり子連れにはしんどい部分があります。そうすると自ずとこうした滞在型施設を選ぶことになってくるわけで、親としては三つ子の魂百までという言葉の通り、子どものうちに色々体験させたいと思って旅行に連れ回すわけですが、子連れの旅行ってホントに贅沢なことしてるなぁと思うのでした。

 

気になる日本のおもてなしは…観光地は殿様商売!?

ところで、2日間の滞在のうち昼食くらいは外でとろうと散策したわけですが、駅前の飲食店の対応が悪く少々びっくりしてしまいました。受付で”もうお客いっぱいだからこなくていいよ”という本音を隠そうともせず接せられるので、これが日本の誇る”おもてなし精神”なのかなぁと残念な気持ちになる反面、非常に忙しそうな状況をみて仕方ないのかもなぁと納得もしました。

そのお店では、入り口に「本日は人手不足のため接客が遅くなることがあります」と張り紙がしてあり、多くのお客さんが席が空くのを待つ中で、ホールを少ないバイトと思しき高校生が走り回っていました。こうした飲食店のホールの時給はせいぜい1,000円とかですが、明らかに安すぎだと思います。だからこそ人が集まらないのだし、働きに見合ったお給料が貰えないから機嫌が悪くもなるのでしょう。

観光地では特に広告をしなくても人がやってくるでしょうから、リピートや評判などはあまり重視されていないのかもしれません。しかし、こうした対応をされると、いくら旅行で気持ちが大きくなっているとはいえ嫌な気分になりますし、こうした感情はボディブローのように蓄積していくと思います。

 

以前、少し人気がなくなってきている某観光地を、学生で力で活性化させようというプロジェクトを組んだことがあり、地元の人のインタビューなどをしたことがありますが、皆口をそろえて”昔はこうじゃなかった”というスタンスで、廃れてきた原因を時代や観光客に転嫁するばかりで、自らが怠ってきた経営努力を直視しない方が非常に多かったのが印象的でした。もっと何もない田舎に住んでいた私からすると、その場所は観光資源も豊富で交通手段も整ってるため、いくらでも挽回のチャンスはありそうなのですが…。

今回宿泊したリゾナーレ熱海は、値段は少々張りましたが、スタッフの人数も豊富でサービスは行き届いており、快適に過ごすことができました。HPなども綺麗に作ってありますし、イベントや施設への投資もどんどん行っていそうな印象を受けます。一方で、こうして掃いて捨てるような対応をしているお店やホテルがあるのも事実で、良いサイクルと持つところはどんどん良くなり、悪いサイクルにハマっているところはどんどん悪くなる、という大学の二極化のような状況になっていると感じました。熱海は東京から近く観光客の急減は考えずらいですが、こうした塩対応(死語?)はすぐに広まって、経営に直結するんじゃないかと思います。

 

とはいえ、将来的にはロボットがホールを担うことになると思います-既に元Googleのエンジニアが開発したみたいですね!-ので、こうした人手不足は解消されるでしょうし、人間だから要求される“おもてなし精神”も、機械なら求められませんから、こうした話でうだうだいってるのも今だけなのかもしれません。

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