先日の台風24号で流れた長男の運動会に参加してきました。小学生になって初めての運動会です。運動会といえば、自分が生徒の頃は、楽しかった反面、体力的にとてもしんどかった思い出があり、また親となった今は、お弁当作りや場所取り、ビデオ撮影でとても忙しいイメージを持っていました。
ところが、今回参加してみたら、兄弟がいなかったこともあるかと思いますが、拍子抜けするような楽さでイメージが一変しましたので、そのことを書いていきたいと思います。子どもの運動会は気軽でいいですよ!
台風のおかげでお弁当作りとPTA行事がなくなった
運動会といえば特別なお弁当がつきもの(?)ですが、今回は台風の振替によって平日に運動会が実施されました。平日なので、子どもたちは給食があります。
そこで子どもの小学校では、昼食の時間になったら親たちは解放された体育館で食事をとり、生徒は教室で給食を食べるというスタイルになっていました。しかも、移動に追加でかかる時間を考慮し、PTAの行事(綱引き)がなくなるというオマケつきです。
これがとてもとても楽でした。
子どものお弁当を作らなくてよいので、朝はゆっくりできましたし、実際、他の親たちもほとんどスーパーで買ったお弁当やおにぎりで済ませていました。
育休をとって分かったのが食事の準備がいかに大変かということで、運動会のお弁当ともなると朝5時起きは当たり前です。お弁当作りに疲れて応援するころにはヘトヘトということもざらにあると思います。
今回はそれがなかったので、とても気楽に参加することができました。
運動会では基本的には子どもと別行動なので、食事の時くらい触れ合いたいという思いもありますが、家庭の多様化も進んでいますし、休みが取れないご家庭もあるでしょうから、保護者と食事をとれない子どもも多いと思います。
そんなとき、今回みたいに全員一律で給食にすれば、いらぬ配慮せずに済みますし、子ども同士も食事の間コミュニケーションをとれて、午後の種目にも力が入るのではないかと思います。
低学年くらいはまだ「みてみて!」の時期だと思いますが、中学年・高学年くらいになってきたら、逆に親と一緒にというのを嫌がる子も出てくるでしょうから、運動会は給食!、いかがですかね。
また、教室への往復にかかる時間を確保するためにPTAの綱引きがなくなったことも大きいです。やはり何かしら出場するとなると身構えるものですが、完全な傍観者に徹することができると、その楽さ加減は計り知れません笑
絵のない絵本という、親に面白いことを言わせる絵本が流行っているように、子どもたちは面白い親の姿をみたいのもあるでしょうから、親が出場する種目自体はあってもいいと思います。ただ、主役はあくまで子どもなので、別になくってもいいよね、ということです。
場所取りやカメラマンも欲を出さなければそんなにつらくない
運動会での父親の役割といえば、なぜか場所取りとカメラマンというステレオタイプなイメージがありましたが、今回は平日に開催されたこともあり、次男の幼稚園のお見送りもあったので、やや遅れての参加となりました。
最近の運動会では、子どもが出る種目だけでなく、「どのコースを何番目に走るか」や「どのあたりで踊るか」といった細かな情報まで事前にいただけるので、ベストショットを撮るために最適な位置を皆さん取り合いしていたようです。すれ違いざまに、「今日何時から?」「6時半!」といった会話も聞こえてきたので、頑張ってる人は頑張ってるのでしょう。
ところで、こうして一生懸命とった場所で撮影した写真や動画も、実際ほとんど見なくないでしょうか。
少なくとも、私は両親が撮ったものを見返したことはありませんし、正直なところ、親の自己満足の世界だと思っています。他にも、レンズ越しに我が子をみるのではなくて、せっかく会場にいるのだから、雰囲気を味わいつつ、直接見ながら声援を送り、その後の夕食の時間などに思い出を語るほうがいいのではないかなぁという思いもあります。
記録より記憶に残りたい…というスポーツ選手は多いですが、家族との時間も、記録(写真や映像)より記憶(思い出)を残していきたいなぁと個人的には思います。
運動会を気楽に楽しもう
こうした原因が重なった結果だけかもしれませんが、初めての運動会はとても楽に、純粋に楽しめました。
まだ長男だけで小さな娘もいましたので、出場と出場との間は日陰の別のスペースで待機していたのですが、そのことも気分の切り替えができてよかったと思います。これが兄弟が重なってくると避難する時間がなくなりそうですが…笑
みなさん貴重な休みを使って応援にかけつけているでしょうから、疲れにいくのではなく、こうして親だけが味わえるエンターテイメントとして楽しんだほうがいいですよね。
我が子の成長を垣間見られる運動会、果たしていつまで見に来させてもらえるかどうかですが、これからも楽しんでいきたいと思います。
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