子どものイラッとくる言動ランキング

子どもは天使…というのは寝顔くらいなもので、予測不能に動き回るその様はまさにエイリアンのように思えることすらあります。成長に応じて段々とこうした悩みも減っていくのかと思いますが、渦中にある間ははやはりしんどくなるときも出てきます。怒りを使わないコミュニケーションを心がけたいとは思っていても、話の通じない相手についついカッとなってしまうこともしばしばありますよね。

そんな子どもたちの、特にイラッとさせる言動をまとめてみました。あくまで主観によるものなのですが、育休で子どもと接する時間が増えると感じた事が多いので、専ら奥様が昼間育児を担当されているという旦那さんは、こうした言動を見聞きしたら労ってあげると家庭円満に繋がる…かも。

 

 

第3位「おいしくない」

子どもは作った食事が口に合わないと、容赦も配慮もなく全否定してきます。これ、作った身からすると相当ダメージがあるんです。

育休をとってみて分かったのが、あらゆる家事の中で、もっともめんどくさくて気を遣うのが食事の準備。育休入る前は、「一人暮らししてたから食事の準備くらいできる」という甘い考えでしたが、自分の食事を用意するのと、他人の食事を準備するのは全くの別物です

栄養のバランスを考えつつも、限りある予算と冷蔵庫の残り物の状況によってメニューを考えなければなりませんし、またマンネリ化しないように肉・魚といったメインは被らないようにするなど、色々と工夫が必要になります。

大体、子どもって好きなものが偏りすぎてるので、それに応えると毎日唐揚げとかになっちゃうわけです。それだと“食事”と言えない気もしますし、食べやすいように野菜は細かくしたりしてるのに、わざわざ箸でつまんで残されると本当に萎えてきます。他にも、こちらの作ったものは食べずに、お菓子とか、ご飯だけよそってふりかけで食べ始めたりすると、さらに落ち込みますね。

とはいえ、子どもも悪気があるのではなく、ただただ正直なだけなんだと思います。私も高校生の時、母親に「夕ご飯の残りの弁当は嫌だ!」とかわがままを言って、毎朝別メニューを作ってもらっていた時期がありましたが、本当にごめんなさいとありがとうに尽きます。うちは共働きだったので、その労苦を考えると想像を絶します…。

家族の食事を作る体験をすると、備え膳が如何に幸せなことか身に沁みて感じるようになります。どうか旦那さんも、昨日と同じものが出てきても、少々味付けが口に合わなくても、感謝していただきましょう。

 

第2位「排せつ物(大)の処理」

育休の時はまだ下の子は0歳でしたので、ウンチも量は少なく、離乳食を始めたころにちょっと臭くなるくらいで、可愛さすら感じたのですが、上のお兄ちゃんがまだオムツが外れきっていなく、パンツの中でもよおすことが度々ありました。

もう大人と同じ食事を食べているので、その排泄物は普通に臭います。そして、オムツではないので、処理は極めて大変です。しかも決まって、一人になって陰に隠れて用を足すので「わかってるならトイレに行って!」と怒鳴ることもしばしばでした。やはり我が子とは言え、他人の下の世話は嫌なものですし、できないならともかく、次男坊の気質からか、恐らく“気を引きたくて”やっている節がありましたので、お願いだからそれはやめて、となっていました。

ただ、以前に一番上のお兄ちゃんがうっかり漏らしてしまったときに怒ったことがあったのですが、そのストレスで、一時期それまでトイレでできていた排泄が出来なくなるという事がありました。その時は流石に反省し、怒ってはいけないという言葉を守って、淡々と処理していたのですが、1週間ちょっとで落ち着いてきました。

それ以来、怒ることは逆効果だと分かってはいるのですが、それでも時折つい小言をいってしまいます。旦那さんは、「怒ることは逆効果だよ」と言うのは避けたほうがいいですね。ママたちはほとんどが分かってると思いますので、そんな時は、「俺がやるよ」と代わってあげましょう。パートナーの冷静な接し方が、一番の鎮静剤になります。

 

第1位「兄弟喧嘩」

数ある子どもの言動の中でぶっちぎりにイラッとくるのが兄弟喧嘩です。これは“兄弟”がいる家庭限定だと思いますので、一人っ子の家庭とか、女の子が多い家庭は無縁かもしれません。

喧嘩するほど仲がいいとはいいますが、兄弟はそんな風に微笑んで見ていられないほどひっきりなしに喧嘩をします。その理由は些細なことばかりで、互いが一歩も引かないために必ず怒鳴り合い・叩き合いに発展していきます。

兄弟が増えればそこに社会が生まれ、社会性を身につけていくらしいのですが、この調子で社会に出たら間違いなく上手くやっていけないな…と頭を悩ませてしまい、つい「喧嘩をやめなさい!」と怒鳴ってしまう訳です。でも、たぶんこれは言い訳で、本当はそんなのを私が見聞きしたくないから、やめろ!と言ってるんでしょうね。喧嘩って見苦しいですから。

たぶん他の子育ての悩みやイライラは、親の子どもへの期待と子どもの実際の行動とのギャップが原因だと思うので、親自らが成長したり、考え方の転換などで対応が可能なわけです。ところが、兄弟喧嘩については他人の人間関係の問題なので、どうしようもない訳です。自分ではどうすることもできないけど、親として何とかしなければならないというジレンマが、強烈なイライラを生んでいるのだと思います。

育児本などには、兄弟喧嘩は止めてはならず、暴力などに発展した際にはそれを制止すればよい、みたいなこと書いていますが、その場にいるとストレスでそれどころではありませんよね。

我が家では、喧嘩することは本人たちにとって損することが多い、という認識を持ってもらおうと、喧嘩をしだしたらこれから出かけに出発!という時でも喧嘩をするならいかない、と引き返したりしています。(大体、車の中でのママの横にどちらが座るかで毎回喧嘩するので)こうして、喧嘩をすると周りが離れていくよ、という感覚を持ってもらうのが唯一の対抗策になっています…。

 

ちなみに、我が家の兄弟喧嘩の原因の大半は、①兄の弟への支配的言動に対する反発、②弟の兄に対する反抗的言動への対抗のどちらかによって引き起こされています。要は、①お兄ちゃんは弟を常に下に置いておきたいから、色々ちょっかいを出して思い通りに行動させたいが、弟はそれが面白くないので反抗する、または、②普段抑圧されている弟が、兄よりも優れている部分をアピールすると、兄は面白くないので対抗する、という構図です。

そしてこれは発生すると、水掛け論でお互い一歩も引きません。相手の主張を受け入れることが=敗北という感覚があるようですので、ひたすら言い合って喧嘩別れ、あるいは、言葉で勝てない弟が暴力に訴える、という結末を迎えます。

私は兄として育ったので、長男の言動にどうしても目がいってしまい、弟への支配的行動を察するとそれを戒めるのですが、そういう時に限って弟がちょっかい出したのが原因だったりして、兄に遺恨を残すことになるんですよね。兄弟喧嘩は本当に難しいです。

 

以上、こどものイラッとする言動ランキングはいかがだったでしょうか。あまりネガティブなことは書きたくないものの、やはり子育てはきれいごとばかりではありませんので、こうした負の部分も直視しないといけませんね。

親としてまだまだ未熟ではありますが、書ききってみると、もう少し余裕をもって接することができそうな気がしてくるから不思議です。子どもが自立するまで、私も成長し続けれたらいいなと思います。

 

 

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