人生初の宝くじ

明けましておめでとうございます。昨年からブログを書き始めて数ヶ月、できれば年末までに100記事をと思っていましたが、なかなか時間がとれず、目標は達成できませんでした。今年はなるだけペースを上げて、色々と発信できればと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、新年最初の記事は何にしようかと思っていましたが、偶然にも入手することとなった宝くじについて書いてみたいと思います。

 

宝くじを買うことは馬鹿なのか?

少し調べてみたところ、宝くじの還元率は45%程度ということでした。1,000円購入したとすると、平均して450円が戻ってくる(=650円が損失になる)ということです。胴元が半分以上をもっていきますので超がつくほどのマイナスサムゲームであり、投資という点でみればまず避けなければならない最悪の商品の一つと言えます。

さらにこれは、極めて高額な一等及び前後賞の金額が数値を引き上げていますし、購入されなかったくじが当選している場合は分子から外れるので、実際の還元率は10%程度ではないでしょうか。実際、今回の年末ジャンボ15,000円分のくじで当選したのは300円×5枚の1,500円でしたので、体感でそんなものかなぁと思います。一等の当選確率は2000万分の1と言われていますので、投資商品として「当たれば億万長者ですが、99.99999%くらいの確率で90%損する商品です。投資しますか?」と宣伝されれば、買う人は極めて少数派ではないかと思います。

投資ではなくギャンブルとしてみても、競馬や競輪などは75%程度の還元率があるようなのでこれらにも劣っています。私はやったことないので詳しくは分かりませんが、誰も買わなければオッズが上がっていくはずなので、誰かが一攫千金を夢見て買う=極めて低い当選くじも買う人が現れるということになると思うので、宝くじのように未購入のものが大当たりということは少ないと予想します。

投資という点でみれば論外、ギャンブルとしてみてもお馬さんにかけるほうがよっぽど利口ということで、宝くじを買うことを「馬鹿税を支払う」という表現で揶揄されているのをみたこともあります。私自身もどちらかといえばこの考え方に近く、今まで購入したことがありませんでした。

 

それでも宝くじを買う理由

一方、これらの反論としては、「宝くじは夢を買っている」「収益は慈善事業に使われているから寄付だと思えばいい」「一等当選の額が桁外れなのでその点で妙味がある」などといった意見が見られました。

確かに、今回初めて宝くじを入手したことで、もしも当たったらどうするかみたいな妄想をすることもありましたし、当選番号を確認するときはワクワクもしました。この辺りは全てのギャンブルに通ずるものだと思いますので、宝くじ特有のものではないでしょう。

違いは宝くじは季節性のものでイベント的要素があり、他のギャンブルのディープさに比べて宝くじはクリーンなイメージがあって多くの方が親しんでいるため、依存の心配なく家族で楽しめる事ではないかと思います。「もし当たったら何したい?」みたいな会話で子どもの価値観を知れたり、夢を語ったりするのは楽しいものです。

これまで数字だけを見て買う価値のないものと思っていましたが、宝くじ購入後から当選発表までの一連の体験に価値を感じるのであれば、宝くじを購入するのはアリだと思うようになりました。

 

宝くじは当たらないほうが幸せかも

さて最後に、ここまでの文章で宝くじを「購入した」ではなく「入手した」と書いてきたのは、実は妻のご両親からいただいたものだったからです。

最初はタダで抽選に参加できてラッキーと思っていましたが、心配性の私は取らぬ狸の皮算用で「もし当選したら贈与税がかかるのか」という心配をし始めました。当選金を獲得後に分配するとしたら贈与税がかかるのは何となくイメージできたのですが、両親からもらった宝くじが当選した場合、両親から極めて高価なものをもらっていた=贈与税の対象!みたいなことになるのかと心配していたわけです笑

調べてみたところ、どうやらその心配はなさそうで一安心。さらに言えば、宝くじを両親と共同購入したということにすれば、理論上は当選金を出資額に応じて贈与税抜きに分配することも可能との情報もありました。万が一当選したときは、こうしたテクニックを使うといいかもしれません。

しかし、両親からもらった宝くじが当選したらその旨伝えるべきなきもしますし、お金で人は変わるといいますから、一緒に購入したり、もらったりするのは考え物かもしれませんね。ただそうなると、宝くじの唯一の価値?である「家族でワイワイ」がしにくくなりますし、しれっと当たりくじを抜いたとしても、その秘密を生涯守る重みに耐えられるかどうかアヤシイところです。

結局のところ、宝くじは当たらないほうが幸せなのかもしれないなぁと思ったのでした。

 

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